~初めに~
■入札参加申請をするのに必要な事前の申請手続きについて
次の流れになっています。
参加希望の工事に対応する許可業種につき
【許可を取る→直前の審査基準日における経営事項審査を受けている→入札参加資格申請する】
前回は許可の部分についてお伝えしました。
今回は最後の入札参加資格申請編です。
~入札参加希望の資格者名簿に載るための申請~
入札参加資格申請では、参加希望工事に対応する許可工事の客観点(経営事項審査による得点)と各自治体ごとに審査する主観点との合計で、申請業者への実績の評価がなされます。
各申請者はこの実績の評価の内容で登録されて名簿に載ります。
言い換えるとこの申請は、申請者に対して入札参加できる工事の種類と請負金額の範囲を決める手続きであり、それが決まった一覧が名簿です。
~要件を充たすということ~
実績評価の審査項目は自治体ごとに異なります。
従ってここでの要件を充たすとは、入りたい自治体のどの審査項目で得点を取るよう準備するかということです。
工事の種類と請負規模によっては、技術者のレベルと人数の下限を決めています。
従ってそのような決まりのある工事の入札参加を希望する場合は、なんとしてもこの基準(要件)を充たさなければなりません。
ということは成り行きではなく、計画的に戦略的に要件を満たすよう準備するのがいいということです。
あるいは事業全体の見通しの中で、ここまでの範囲で入札参加を希望する、これ以上は参加希望しないと選択を絞ることもあり得ます。
それは事業全体の中で入札参加が最適になるよう、事業の進め方をたえず検討・修正するということでしょう。
そのように頑張っている事業者さんを応援させていただけたら幸いです。
いつでもお気軽にお声がけを。